2010年12月12日日曜日

衝撃!巨人?木村コーチ、ノック中に倒れる

 プレーボール前のマツダスタジアムに衝撃が走った。巨人の木村拓也1軍内野守備走塁コーチ(37)が2日、広島1回戦の試合前のシートノックでノッカーを務めていた最中に突然、本塁付近で倒れた。救急車で広島市内の病院に搬送された際には、意識不明の重体だった。球団から発表された病院での診断結果は「くも膜下出血」。同コーチは、そのまま入院したが予断を許さない状況だ。

 現役のコーチが、観客の見守る中、「くも膜下出血」で倒れるという、衝撃のシーンは何の前触れもなく訪れた。試合開始直前に行われる、恒例のシートノック。午後5時35分ごろ、いつものようにバットを持ったノッカー役の木村コーチが、三塁方向を向いたときだった。右方向に前のめりになりながら、崩れ落ちるようにして倒れた。

 すぐさま異変に気づいた両軍の選手、コーチが本塁付近に駆け寄って輪ができた。周囲が声をかけるなどしたが、同コーチはあおむけになったまま、まったく反応しなかった。

 広島のチームトレーナーの手によってAED(自動体外式除細動器)がグラウンドに運び出され、その場で心臓マッサージなどの応急処置が行われた。その後、巨人の選手や首脳陣が心配そうに立ちつくす中、木村コーチは意識不明のまま、救急車で広島市内の病院まで搬送された。

 試合中に巨人球団広報から発表された病院での診断名は「くも膜下出血」。試合後に広島市内のチーム宿舎で取材に応じた、宮崎南高の先輩でもある清武球団代表は「病院に行ってきました。発表した以上のことはいえません。とにかく病院に託すしかない」と、祈るような顔つきで話した。

 木村コーチがもっとも楽しみにしていたのが広島遠征だった。2006年に巨人に移籍してからは、新築の広島市内の自宅に家族を残し、都内のマンションで単身赴任生活を送っていた。

 小学校に通う長男と長女は昨年からソフトボールを始めた。いつも父の試合を録画して、広島に帰ったときに一緒に反省会をするのが家族のだんらんだった。今回もチームより早めに広島に到着。自宅に立ち寄って、家族と言葉を交わしてから球場に入っていた。

 ファンからも仲間からも信頼されている木村コーチ。回復をだれもが願っている。

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引用元:売買 不動産 | 松山市